2018年06月11日

昭和乙ニュース(343)蒲田で闇の女狩り 昭和21年

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 二十一日夜、「警視廳」は「蒲田方面」で「“闇の女”の一齊檢擧」を実施。「四十九名」を「檢擧」した。

「闇の女」とは、街頭で客引きをする街娼のことだが、娼婦ではなく「職業婦」が多かったのが特徴。「二十歳以下が十七名」もいて、そのうち「十四歳と十五歳の二人の女學生」だった。

 ※この頃の年齢表記は数え年だったから、今どきの満年齢にすると1〜2歳低い年齢となる。

 なぜ、年端もいかぬ乙女たちが「闇の女」に落ちぶれたのか・・・「警視廳」あるいは記者、いずれの見解かは不明だが、「場所がら都心と違つて数育程度も低く」と切り捨てる。

 都内で実施された「一齊檢擧」は、十二日夜から二十一日夜までの6回に及んだが、「檢擧」された者の総計は「二百五十七名」にものぼった。

「数育程度も低く」と言われた「蒲田方面」だが、9か月後に大森区と蒲田区が合併して大田区が新設(昭和22年3月15日)された。

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▲蒲田區(ピンク部分)。昭和22年3月15日以前につくられた「郡部編入 大東京市區域圖」。

画像:朝日新聞/昭和21年6月23日

posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 昭和乙ニュース